音楽 2018/9,10
暑かったり、金木犀の香りがどこかから香ってきたと思えば台風であっという間に吹き飛ばされてしまったり、涼しくなったと思ったら寒かったり。今年の9月、10月は気候が本当不安定だった。
CD
- アーティスト: ウィーン国立歌劇場合唱団,ドイテコム(クリスティーナ),タルベラ(マルッティ),プライ(ヘルマン),モーツァルト,ショルティ(サー・ゲオルク),バラッチュ(ノルベルト),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1992/02/01
- メディア: CD
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ショルティ、ウィーンシュターツオーパー、ドイテコムほか 魔笛
大野による魔笛解説以来、魔笛を楽しめるようになった。比較的短いオペラなので、平日に仕事が終わってから聴けるのがいい。
それに反して、愛するワーグナーやリヒャルトは長くて平日全然聞けないのがストレスなんだけどどうしたらいいのだろう。そもそもオペラは時間もお金も有り余っている人に向けに書かれた作品だから仕方ないかな。
これはたしかグラモフォン箱に入っていたもの。箱に入ってるだけあって文句なしの出来。グラモフォンだしアバド指揮なので、オケは当然BPhだと思いこんでいたけどLSOだったとは。今知った。
カルメンは以前入っていたオケで抜粋版を演奏したことがあるので、聴くハードルはとびきり低いし何なら聴くと元気になれる。歌詞覚えて歌えるようになりたいなぁ。
ROH 眠れる森の美女
通勤中に少しでも美しい物事に触れたくてロイヤルの眠れる森の音源を聴いていた。音質悪いし、踊りあわせたテンポなので不自然だったりするけれど、チャイコフスキー先生が生み出した旋律が美しいので許してしまう。
眠れる森はオーロラ姫の危なっかしさが音楽にも反映されている(特に1幕)ところと、どこもかしこもエレガントなのが好き。
プレヴィン、LSO 白鳥湖
バレエ曲は一曲一曲が短いので通勤中聴くのに向いていることを発見した。「乾杯の踊り」やPDDを聴くと、世界のスターダンサーが踊っている姿を思うと背筋が伸びる。
Tarkovi, Gabor: Trumpet Concertos
- アーティスト: Gabor Tarkovi
- 出版社/メーカー: Tudor
- 発売日: 2010/11/01
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タルケヴィ、バンベルク響 Tpコンチェルト集
ベルリンブラストリオを聞きに行った際に購入した。ハイドンコンチェルトが特段良いので、金管吹きは全員聴いて言葉を失ってほしい。
- アーティスト: クライバー(カルロス),プライ(ヘルマン),ヴァラディ(ユリア),クシェ(ベンノ),レブロフ(イヴァン),コロ(ルネ),ヴァイクル(ベルント),バイエルン国立歌劇場合唱団,バイエルン国立管弦楽団,J.シュトラウス
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2011/06/22
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クライバー、バイエルン国立歌劇場 こうもり
クライバーの名演の1つこうもり。クライバーはシンフォニーよりオペラのが巧い。バイロイトに出演こそしなかったけれどかなり勉強していたという逸話が残っているくらいだし、オペラの勉強は幅広く精緻に行っていたんだろうな。音源が残っているのが少なくて惜しい。
軽快な音楽と「すべてはシャンパンのせい!」と事の顛末を笑い飛ばすストーリーが憂さを晴らしてくれる。
ばら騎士組曲ばかり聴いていた。ウィーンフィルとティーレマンでリヒャルトなら間違いないだろうと予想した割には良くも悪くもなかった。歌がないことに物足りなさを感じてしまう。
それでも作品自体が素晴らしいのでふとしたときに聴くと世界が1トーン明るく輝いて見える。ばら騎士ワルツは何度聴いても飽きない。
リヒャルト・シュトラウス 楽劇「ばらの騎士」全3幕/カラヤン&ウィーン・フィル(ザルツブルク音楽祭1960年) [DVD]
- 出版社/メーカー: ニホンモニター株式会社ドリームライフ事業部
- 発売日: 2006/12/20
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カラヤン先生が亡くなる直前に上演されたばら騎士は最高だと小澤征爾が語っていたので、図書館で借りてみたら60年のものだった。残念。まだ全て通して聴けていないのだけど、この時点で既に仕上がっているように聴こえる。
- アーティスト: フォークト(クラウス・フロリアン),ニュルンド(カミラ),ワーグナー,ノット(ジョナサン),バンベルク交響楽団
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2013/03/20
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フォークト「ワーグナーアリア」「ヘルデン」
フォークト様のアリアを聞けば、少しは平日にオペラを聴けないストレスを軽減できるかなと思ったけど、実際聴くと中途半端に聴かされるので物足りなさで消化不良起こす。逆にストレス。
両音源ともにフォークト様のお声だけを愉しむにはいい。(今後新譜出す際はワーグナーが得意な劇場オケでお願いしたい)
ストリーミング
www.arte.tv リンク先では見られないと表示されますが、ゲヴァ管もしくはSKDの公式FBページで見られます。
ゲヴァ管、SKD 合同演奏会(2018/9/21)
ザクセン州で起きている移民排斥運動に対するムーブメントとしての演奏会らしいけれど、それが本当なのかよく分かっていない。
プログラムはエグモント序曲と幻想交響曲。曲と曲のあいだにブロム爺による講話があるけどドイツ語なので分からず…。誰か対訳してくれないかしら。
急流なライン川。私はたっぷり朗々としたライン川のが好みだなぁ。ラトルはこういった曲よりリズミックでトリッキーな曲のが合う。
https://www.digitalconcerthall.com/ja/concert/3443#watch
ラトル、BPh、イヴァシュシェンコ、ブレスリクほか
BPhは劇場オケではないので仕方ないけど、オケのサウンドがロマン派以降なのが玉に瑕。笛の代わりにメロディオン(鍵盤ハーモニカ)を使用していたり、ピットを囲い込むような舞台に人工芝生が敷かれていたり、演出は面白い。
パユファン的には、パユの音色がマジックフルートとなって世界を明るくするのがたまらない!パユ様の音色はいつも世界を2トーンくらい明るくしているよ。
https://www.digitalconcerthall.com/ja/concert/2454
ベルリンフィル特別公演 ズービン・メータ客演50周年演奏会
何度聴いたか分からないほど名演。メータの慈愛に満ちた演奏が凍てついた心をほぐしてくれる。メータとベルリンが50年間積み上げてきた信頼関係が端々から伝わってくる。
https://www.digitalconcerthall.com/ja/concert/51838
ベルリンフィル定期公演 パーヴォ、ブラ2 (2018/10/20)
この間の定期の映像。パーヴォが振るブラームスというとカンマーフィルの印象でアグレッシブでパワフルという印象だけど、今回は緩急つけつつダイナミクスレンジも幅広い割に全体的にはブラ2らしくゆったりと雰囲気だった。若干脈略のないテンポドライブが気になる。大好きなスタープレーヤーたちが勢揃いなのは好印象。
ラトル、LSO シンフォニエッタ(2018/9/19)
シンフォニエッタとシベ5という来日公演と同じプログラム。シンフォニエッタはベルリンフィルでも今年やったばかりでLSOでやるとどうなるのか(事故にならなければいいのだけど…)案じていたけれど、予想より事故じゃなかった。ベルリンフィルほど余裕綽々ではなかったが。
ペトレンコ、バイエルン国立歌劇場 タンホイザー
ペトレンコ、バイエルン国立歌劇場 パルジファル
24時間限定配信。本来は新作のマイスターを配信する予定だったのだけど、コッホが病気のため上記2演目に振替された。マイスター見たかった…。
両演目すでに見たことがあったのだけど、特にパルジファルはきちんと見られていなかったのでこの機会に見る機会を得られてよかった。前奏曲のアーメンコードの美しさったら。
MDR KULTUR im Konzert | MDR.DE
SKD、ティーレマン シューマンツィクルス(2018/10/14、17収録)
10/31,11/1来日公演と同様のプログラムが音声のみ配信された。SKDとティーレマンの組み合わせらしいドイツの香りたっぷり。来日公演も期待しています。
演奏会ほか
2018/9/10 新国立劇場 オペラ玉手箱Vol.1 魔笛
2018/9/30 ベルリンフィル ブラス トリオ
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11月は演奏会ラッシュ!花粉に抗い風邪に用心してすべての演奏会を愉しむぞ。