2018.6 音楽
5月に読書ログをつけたのに倣い、音源の感想も綴っていくことにしました。初めて聴いたときの感覚を残すのがねらい。
CD
- アーティスト: ティーレマン(クリスティアン),R.シュトラウス,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ホーネック(ライナー)
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2011/05/11
- メディア: CD
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今月は「英雄の生涯」に生かされたと言っても過言でもないほど、空き時間は英雄の生涯を聴くことに費やしていた。
第1曲「英雄」の旋律を何気なしに聴いてドハマリしてしまったのが今月上旬。ドン・ファンのときもそうだったけれど、リヒャルトの音楽は前奏でビビビッと来てドハマリする。傾倒してから就業中も脳内再生が止まらないほどに。禁断症状を抑えるためにディスクユニオンでこの音源を買った。さすがのウィーンフィル様とティーレマン。ハズれない。いずれ生で聴きたい。
樫本・ミョンフンという珍しいタッグに加えて、オケがSKDという新鮮な組み合わせ。樫本がベルリンフィルに入る前のレコーディングだけど、やっぱり上手い。重音の響きが特に綺麗。
ブラームスのVnコンチェルトといえばこちらも。美人バイオリニスト、バティアシュヴィリ独奏。バティアシュヴィリによるコケティッシュなソロと、ドイツらしさを貫くティーレマンとSKDの組み合わせは言わずもがな最高、最高、最高!何度聴いても飽きない。
ちなみに、カップリングに入ってる「3つのロマンス」とハンガリアンダンスも絶品。室内楽をあまり聴かない私もこれだけは別。
- アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ゲルギエフ(ワレリー),チャイコフスキー,ゲルギエフ(ワレリー),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2009/05/20
- メディア: CD
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全く同じアーティストによる同曲を演奏された2004年の来日公演がとても良かったので、期待して図書館で借りたこちら。う~~ん、期待値が高すぎたのかあまり気に入らなかった。演奏自体よりもフルートとピッコロの音程が悪いのが気になってしまう。残念。
- アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,チャイコフスキー,ゲルギエフ(ワレリー)
- 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1999/04/22
- メディア: CD
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ゲルギーとウィーンフィルの組み合わせに期待して5番も図書館で借りた。4番に比べてこちらは割と良かった。豪華絢爛なロシア宮殿を思わせる豪華絢爛さ。いい演奏なんだけどフラブラが玉に瑕…。
ルルーのオーボエ協奏曲も借りた。こちらに至ってはN響との演奏で良すぎるのが分かっているので、良くも悪くも期待通り。ルルーの色彩感豊かな音色がリヒャルトのコンチェルトにぴったり!愛聴すること間違いない。
バティアシュヴィリのバッハも借りた。ブラームスのときとはまるで違う演奏スタイルで、バティアシュヴィリの演奏の幅の広さに驚かされた。
バッハの古典・バロック的響きが苦手なので敬遠してきたけれどこれは聞けた。この音源からバッハアレルギーを解消したい。
ドラティ ストラヴィンスキー「春の祭典」 Dorati Stravinsky: Le Sacre Du Printemps / Detroit SO [英 DECCA DIGITAL]
- アーティスト: ドラティ,ストラヴィンスキー,デトロイト交響楽団
- 出版社/メーカー: DECCA DIGITAL
- メディア: LP Record
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ドラティ、デトロイトの春祭。DECCA箱に入ってる一枚。う~~ん、ストラヴィンスキーをラトル・ベルリンで覚えたので、古いスタイルの演奏を受け付けなくなっているらしく、個人的好みからは外れた。
ストリーミング
ネットサーフィンしていたら、バイエルン放送がバイエルン放送交響楽団(BRSO)の演奏会模様を無料配信しているサイトを発見したので、それを見ることがとても多かった。上質な演奏動画を無料で、しかも直近のものを見せてくれるなんて有り難い!自宅で見ているだけでミュンヘンに飛んだ気分になれる。
パッパーノ、BRSOのラフマニノフ2番。今年の6/16の演奏会の模様(最近!!)ありがたい…!
パッパーノってROH監督だからピットのにいる映像ばかり見ているせいで、これまで指揮姿をきちんと見たことなく、勝手に大したことない指揮者だと思ってたのだけど…思ってたよりずっと良い指揮者!現役指揮者の中でベスト5に入りそうなほど良い。特にこのラフ2はいい演奏なのでおすすめ。
ハーディング、BRSOのマーラー6番。
ハーディングは2013年に新日と、2014年にベルリンと同曲をやってて、いやはやどんだけマラ6好きなの(笑)と言いたくなりますが、この演奏は色んなマラ6を聴いてきた中で一番良い演奏だった。ハーディングが円熟してきたのか、「悲劇的(Tragische)」という副題にとらわておらず、解釈に厚みを感じられる。あと、折々でアバドの影響を感じられる。
ラトルフェアウェルコンサートでのマラ6。今月のクラシック界といえばこの話題ですね。一度拝みたかったけれど叶わなわずじまいだった。
演奏は、今のラトルとベルリンフィルらしさ満点のカラフルでキラキラ。前述のハーディング・BRSOによる演奏とは全く別物だった。
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6月は演奏会に行かなかった分、図書館やディスクユニオンを駆使して音源を沢山聞けた。沢山の音源を聴くのと、1枚の音源をじっくり愛聴するのはどちらが良いのか悩ましい。